乳房に関するお悩みは品川ブレストクリニックへ。
3Dマンモグラフィ・3テスラMRIなどによる精密検査から、各種ドック・検診まで
幅広く対応しております。
「乳がんは働き盛りの若い人がかかる病気」というイメージが強いかもしれませんが
日本の乳がん罹患率は40代後半からピークを迎え、60代や70代、80代以降になっても
そのリスクは消えることはありません。
平均寿命が延びた現代では、高齢になってから初めて乳がんと診断されるケースが
増えています。
「閉経したら女性ホルモンが減るので、乳がんの心配も少なくなるのでは?」と思われる
かもしれません。
しかし、閉経後も女性ホルモン(エストロゲン)は体内で作られ続けています。
特に脂肪組織にはエストロゲンを作る働きがあり、体脂肪が多いほどその量は増えると
考えられています。
乳がんの多くは女性ホルモンの影響を受けて発生・増殖する(※)ため、
年齢を重ねても乳がんのリスクがなくなるわけではありません。
また、乳がんの発症リスクは女性ホルモンの影響を受ける期間にも影響します。
初潮が早かった方や閉経が遅かった方、出産や授乳の経験がない方などは、
女性ホルモンの影響を受ける期間が長くなるため、乳がんのリスクがやや高くなることが知られています。
そのため、高齢になっても注意が必要です。
(※女性ホルモンの影響を受ける乳がんのことを「ホルモン受容体陽性乳がん」と
呼びます。)
高齢女性の乳がんは、比較的進行がゆるやかでホルモン療法が効きやすい
「おとなしいタイプ」が多い傾向にあります。
早期に発見できれば、体に大きな負担をかけずに治療できる可能性が高くなります。
しかし一方で、「もう高齢だから検査は不要」という思い込みや検診機会の減少により
しこりが大きくなってから見つかるケースも少なくありません。
高齢女性の場合、乳がんそのものよりも高血圧、糖尿病、心疾患といった持病や本人の
基礎体力、認知機能なども治療方針に大きく影響します。
もちろん体力面で問題がなければ、80代以上の方でも手術を行うケースもたくさん
あります。
薬物療法に関しては、本人の体力や持病に合わせて副作用の少ない飲み薬を中心とした
ホルモン療法にするなど、「完治」を目指すだけでなく、いかに普段通りの生活を
維持しながら、無理のない治療を選択するかが高齢者の治療では重要視されます。
まずは、普段の自分の乳房の状態を知ることから始めましょう。
特に閉経前の女性は、月経周期に伴う変化を知ることも大切です。
ブレスト・アウェアネスとは、自己検診のように気になったときに行うのではなく
生活の中に取り入れて、「生活習慣」 として身につけることです。
この生活習慣を身につけることで、日頃から自分の乳房を意識し、いつもの状態を
知っておくことで、はじめて異常に気が付けるのです。
しこりを探すという意識は必要ありません。「いつもと変わりがないかな」という
気持ちで取り組みましょう。
女性の9人に1人がかかると言われる乳がん。
乳がんは、”早期に発見すれば助かる”がんだと言われています。
ブレスト・アウェアネスは、日常生活の中ですぐに取り組め、継続できます。
習慣化することで、乳房と乳がんに対する関心が高まり、正しく付き合うことができます。
少しの違和感を見逃さない習慣と、迷わずにすぐに医師に相談することが健やかな
生活を守る第一歩だと思います。
ご家族に、乳房の変化や検診のことを話題にするのは少し難しく感じるかもしれません。
しかし、「元気でいてほしい」という一言が、受診のきっかけになることがあります。
ぜひ、日常の会話の中でやさしく声をかけてみてください。